こんにちは、吉江歯科医院 院長の吉江 稔です。当院のサイトをご訪問いただきありがとうございます。
このサイトは、何らかの理由で歯を失ってしまった、または今、抜歯しなくてはならないといわれている歯があり抜歯の後インプラントを考えている。そんな患者さんがご覧になっていらっしゃるのではないかと思います。
近年、インプラント治療の普及が進み、街の中でも「インプラント」の文字を目にする機会が増えています。確かにインプラント治療は、過去に比べて安全にかつ確実性高く進化を遂げ、今もなお進化し続けています。私はインプラント治療を1994年、15年前から臨床に取り入れ、数多くの症例を治療してきました。
ドイツ口腔インプラント学会(DGZI)
認定医・指導医認定医
吉江 稔
多くの症例を経験したからこそインプラントの素晴らしさ、と同時にその難しさに思いをめぐらします。確かにインプラントは入れ歯やブリッジに比べ、他の歯に負担もなくよく噛めます。が、他の治療と同じように慎重な診断と綿密な治療計画がカギとなることに疑う余地はありません。
インプラントのサイトの冒頭にこんなことを書くと「私はインプラント反対派?」と思われてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。しかしそうではありません。全体の歯科治療の中のひとつとして、インプラントは非常に有効な治療法です。だからこそ慎重に、また、大事にしたいと思っています。
私は、歯科医師、患者さんの体を治療し守る立場の人間として、可能な限り患者さんご自身の歯で食べて、飲んで、話し、笑っていただきたいと思っています。
「全ての歯は他の臓器と同じく生涯と共にあるのだ!」
このコンセプトをかかげて今日までやってまいりました。これからも変わることはないでしょう。
歯を抜かずに治療できるのであれば、最善を尽くし、歯を残すよう努力します。しかし、残念ながら他の医学と同じように歯科治療にも限界はあります。私の手はゴッドハンドではありません。抜歯以外に方法がない、悪い状態を引きずることで他の組織に悪影響が及ぶ、など決断を迫られる時があります。その時には潔さも必要です。病気を取り除き、失ってしまったものを補う方法を考えるのです。その一つがインプラントでしょう。
「うまく噛めなかった方が噛めるようになる」、「しかめつらの方が笑顔になる」、インプラントは、そんな魅力ある治療法です。
だからこそ、「抜歯してインプラントの前に、本当にその歯は保存不可能なのだろうか?」「インプラントは、この状況に治療として本当に適しているのだろうか?」「患者さんにとってインプラントにするメリットは?」
今一度、一緒に考えませんか?